新潟県佐渡市
「大清水の湧水」

概要

大清水湧水(おおしょうずゆうすい)は、新潟県の佐渡島にある湧水です。
元和4年 (1618年)に佐渡奉行が発見したといわれ、天候に左右されない豊富な水量を有しています。
水質も良好で周辺集落の水道水に使用されるなど、周辺住民にとって欠くことのできないものとなっています。

歴史・伝承

元和4年 (1618年)に佐渡金山の採掘を監督するために佐渡に赴任し松平忠直(佐渡奉行)が発見したと言われています。
その美しさと豊富さに感動した松平忠直は、この湧水を「大清水」と名付けました。
また、この湧水を自分だけのものにしようと考えましたが、周囲の人々から「このような恵みあるものは人々に分け与えるべきだ」と諫められました。
そこで松平忠直は、「この湧水は私が発見したものだから、私が死んだ後も私のものである」と言って、自分の墓をこの湧水の近くに建て、現在も残っています。

周辺の環境

大清水湧水は、戸地川沿いにある砕石場から徒歩で約500メートルほど入った場所にあります。
四季折々の風景が楽しめますが、特に秋の紅葉が美しいです。
冬は積雪が多くアクセスが困難になります。

クチコミ

• 「春の新緑がきれいでした。湧水は冷たくておいしかったです。ペットボトルに汲んで持ち帰りました」(40代女性)
• 「秋の紅葉が見事でした。」(50代男性)

周辺の観光スポットなどの有名な場所

• 平根崎の波蝕甌穴群 : 佐渡島南部の海岸にある、波や風によって削られた奇岩や洞窟の集まりです。幻想的な景観を楽しめます。(車で約20分)
• 佐渡金山遺跡 : 歴史的な観光スポットです。江戸時代から明治時代にかけて栄えた金山の遺構や資料が展示されています。(車で約30分)
• トキの森公園 : 絶滅危惧種のトキを間近で見ることができる自然公園。(車で約40分)
• ドンデン山 : 佐渡島最高峰の山で、標高1172メートルです。山頂からは佐渡島の全景や日本海を一望できます。(車で約30分)
• 羽吉の大クワ : 佐渡島最古のクワの木で、樹齢約800年と言われています。幹周りは約9メートル、高さは約20メートルあります。(車で約15分)