湧水

大阪府吹田市
「垂水の滝」

名称
垂水の滝
よみがなたるみのたき
住所
大阪府吹田市垂水町1丁目24-6
 垂水神社

概要

垂水の滝は、大阪府吹田市の垂水町にある滝で、千里丘陵を流れてきた地下水が二カ所で湧き出しています。
万葉集にも詠まれた歴史ある名所であり、垂水神社の境内にあります。
吹田の三名水の一つに数えられ、古くから地元住民に親しまれてきました。

吹田の三名水:「垂水の滝」「佐井の清水」「泉殿霊泉(現在枯渇している)」

水質

垂水の滝の水質は、大阪府指定天然記念物に指定されており、清らかでおいしいと評判です。
この滝から流れる水は、「本瀧」と「小滝」と呼ばれており、どんな日照りの年でも涸れることがありません。この水は、飲用や農業用水として利用されています。

歴史・伝承

垂水の滝に関する歴史や伝承には以下のようなものがあります。

  • この滝は、飛鳥時代に天智天皇が難波長柄豊崎宮(現在の大阪城付近)に都を置いたときに、旱魃で困ったときに垂水から水をお届けした功績で、当地の領主であった阿利真公が垂水公という名を賜り、垂水神社をお祭りするよう命じられたという伝説があります。
  • この滝は、万葉集に三首詠まれており、そのうち一首は志貴皇子(天智天皇の皇子)が作った有名な歌です。この歌は、「石走る垂水の上の早蕨の萌え出づる春になりにけるかも」というもので、春を感じさせる美しい歌です。
  • この滝は、平安時代初期に布勢内親王(桓武天皇の皇女)のご領地となりました。布勢内親王は志貴皇子(光仁天皇)のひ孫であり、祖先からご縁があったと考えられます。

周囲の環境

垂水の滝は、自然豊かな千里丘陵にあります。
周囲には森林や川が広がり、四季折々の風景を楽しむことができます。
また、この滝は垂水神社の境内にあり、歴史的な雰囲気も感じられます。
垂水神社は、祭神が天照大神(あまてらすおおみかみ)と素盞嗚尊(すさのおのみこと)である珍しい神社で約1360年の歴史があります。

クチコミ

垂水の滝に関するクチコミをgoogleマップから抜粋しました。以下はその一部です。

  • 「春になると早蕨が出てきて、万葉集の歌が思い浮かびます。水も冷たくておいしいです」
  • 「垂水神社の境内にある滝で、歴史を感じられます。滝の近くには白糸姫像や白糸姫碑などがあります」
  • 「滝の上からは大阪城天守閣が見えると聞きましたが、残念ながら見えませんでした。でも滝自体はきれいでした」
  • 「滝の水を汲んで持ち帰りました。ペットボトルに入れてもしばらく持ちます。お茶や料理に使うとおいしいです」
  • 「滝の近くに駐車場がありますが、少し狭いです。車で行く場合は注意が必要です」

近隣の有名な場所

  • 万博記念公園:1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)の跡地に作られた公園で、日本最大級の広さを誇ります。桜やコスモスなど季節の花や自然を楽しむことができます。また、太陽の塔や国立民族学博物館などの施設もあります。
  • エキスポシティ:万博記念公園北側にある商業施設で、日本最大級の観覧車や日本最大級の立体迷路などのアトラクションや、ショッピングモールやレストランなどがあります。
  • 千里中央:阪急千里線と大阪モノレール線が交わる駅で、周辺には商業施設や飲食店などが多くあります。また、千里中央公園や千里文化芸術センターなどもあります。

地図とアクセス方法

アクセス方法

■車
阪神高速11号池田線豊中ICから国道171号を北上し、吹田市役所を右折して府道1号に入ります。そのまま約10km進み、垂水町交差点を左折。約2km先の垂水神社を右折し、すぐに左折。しばらく進むと駐車場があります。
■公共交通機関
JR京都線吹田駅から阪急バスに乗り、垂水町バス停で下車。そこから徒歩約15分。

Youtube動画

浜屋敷通信/ききがき吹田の民話
A吉ちゃんねる
gaf03402

参考ページ

地方自治体/公式サイト

参考サイト

  • 我流天晴のじっとしてれないブログ
  • Wikipedia

  • WIKIPEDIA : 垂水神社_(吹田市)
  • 「垂水の滝」近隣の湧水スポット

    名称 住所 距離
    佐井の清水大阪府吹田市..2.4km

    ※ 湧水のスポットはピンポイントの場所ではない場合もあるので、距離は参考程度の目安です。